掃海母艦うらが一般公開レポート 掃海母艦 うらが

 2004年2月29日、神戸・阪神基地で開催された掃海母艦うらがの一般公開に行きました。

 ただ・・・この5日ほど後に交通事故に遭い、ほとんど記憶が飛んでます。((((゚Д゚)))) おかげでものすごい遅い掲載になってしまいました。内容は当時記録したメモを元に構成しています。

 画像の多くは彷徨猫放記録・あめふらしさんのご好意により画像を提供戴きました。ありがとうございます。m(_ _)m

旧海軍、米海軍、大型カーフェリと比べると小型ですが、最近の海自では大型艦です。

神戸の海上自衛隊・阪神基地で、「掃海母艦うらが」の一般公開があるとの情報が、あめふらしさんからメールで入る、
当時勤務先のが事業不振で従業員解雇&有給消化となり、ヒマだった管理人は、即参加表明 イク!\(゚∀゚)/!!
そんであめふらしさん・翔鶴瑞鶴さんの3名で行く事となりました。
                      

近くで見ると排水量以上に大きく見えますね。
甲板に火器(大砲)がない事が珍しい。
ちなみに艦の先端に立つ見学者の多くは
「タイタニック」の話題になります(笑)

艦 尾
中央部がハッチ。機雷搬出などを行う。

艦後部。甲板の半分弱を占めるヘリデッキ。
大型掃海ヘリMH−53E1機が着艦出来る。
このデッキ下が機雷の格納庫。奥はデッキハウス型の掃海具格納庫。

掃海具格納庫
一般公開では展示コーナーになっています。掃海任務や災害救助とか。
ふ〜ん、そうかい?.....○| ̄|_

ヘリデッキにいらっしゃ
った海士長さんにいろい
教えていただきました。
搭載能力も高いため、災
害時には物資輸送にも活
用できるとか。
ブリッジ
最前線の戦闘艦でない為か、商船の感じにも見えてくる。

掃海群司令席
黄色のシートです。ちなみに艦長席は赤色シート。
座ってるのは管理人です。様になりませんな。
操 舵 席
そうだ!ゴホゴホ
   ・・・・○| ̄|_


ブリッジ後部の機関
制御室。
ビルの防災管理セン
ターみたいな感じ。
軍艦の通路は狭い。


   工作室
   真田工場長が新兵器を
   開発するか〜?(笑)
厨 房
奥の容器にカレーが入ってます。
やはり海軍カレーでつか?


食 堂
隊員の福利厚生・士気向上にアイスは欠かせませんてか?!
総員離艦安全守則
艦の外壁に表示。
命に関わる事だけ
に・・・


阪神基地に停泊して

いた掃海艇

くめじま(左)

おきしま(右)


掃海母艦をベースに
掃海任務や機雷設置
を行います。
機関砲を装備。
機雷処分具S7
阪神基地所属だけに虎マークです!?




掃海母艦うらが
 1997年(平9年)3月に竣工したうらが級の1番艦で舞鶴にて竣工。25年ぶりに建造された掃海母艦。機雷敷設能力と母艦機能を充実。
 船体は代替艦[そうや級]の約2倍で5,650t。武装は機雷以外ないが、装備出来るスペースを有している(同形艦・ぶんごは装備)。後部には大型掃海ヘリMH-53E1機が着艦出来るヘリ甲板とデッキハウス型の掃海具格納庫・デッキクレーン4基を装備。ステルス性を考慮した船体と大幅な省人・省力化をはかった設計がみられる。 

装備:機雷敷設装置一式、対空レーダー1基、対水上レーダー1基、62口径76mm単装速射砲×1装備可能
機関:ディーゼル(2基2軸)出力:195,000PS  22ノット
海上自衛隊の掃海任務とは

掃海とは機雷の敷設と機雷処理を主とする任務です。その他海中の不発弾・砲弾の処理も行います。
 海自の掃海任務は、太平洋戦争中日米両軍が敷設した機雷除去が主たるものです。作業中に多くの犠牲者を出しながらも続けられ、終戦から7年後の昭和27年、政府から安全宣言がだされるまで大量の機雷・不発弾を処理しています。日本で船舶航行が自由に行えるのも掃海任務のたまものです。

しかし機雷や不発弾がすべて除去されたわけではありません。今でも海底に埋もれた機雷・不発弾が見つかる事があり、掃海任務の重要性はかわりません。
平成11年、神戸港沖での水中爆破処理
神戸空港埋立中に発見された機雷6、魚雷1、爆弾80発を処理。砲弾3104を 引揚処理


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